性病
質問事項
お答え
最近、性交時に痛みを感じます。
どうしたのでしょう。
さまざまな原因が考えられます。一番軽い症状は、女性ホルモンの低下による膣内分泌液の
減少です。女性が更年期を迎えたり、閉経を過ぎたりしたりすると、女性ホルモンが低下し、膣
の柔軟性が失われ、膣壁が薄くなります。さらに、膣内の分泌液の量が減り、セックスの時で
も潤わなくなります。こうなると、セックスをしても快感がえられず、痛いばかりになり ます。
次に考えられるのは、性病です。最近若い女性に増えているのが、クラミジア感染症です。
きちんと薬を服用すれば、完治するので、恥ずかしがらずに産婦人科の先生に相談して下さ
い。最後に考えられるのは、子宮内膜症です。子宮内膜症の場合、薬物療法とならんで手術
療法が必要となる場合があります。この病気にかかると、不妊症になる可能性があるので、
痛みを感じたらすぐに産婦人科に行きましょう。
最近、排尿時に痛みを感じたり、
おりものが増えたようですが?
どうしたのでしょう。
クラミジア感染症の疑いがあります。最近若い女性の間に増加傾向があります。気づかないう
ちに病気が進行してしまうと、尿道炎、細菌性外陰膣炎、子宮内膜炎、卵管炎、ひどくなると
骨盤内の臓器が癒着し、さらにひどくなると肝臓の下にまで及びます。不妊症の初期検査の
ひとつになっています。
外陰部がかぶれたようにただれて
きました。時に熱がでて体の調子
が悪いです。どうしたのでしょう
か?
性器ヘルペスの疑いがあります。単純ヘルペスウイルスは、薬を服用すれば不活性化し病変
はなくなりますが、一度感染すると、神経節に潜伏し完全に無くなるわけではありません。
このため、感染者の体調不良などをきっかけに、ヘルペスウイルスは時々再活性化し、長年
にわたる治療が必要となります。しかし、年月が経つことにより再発頻度は低くなっていく傾向
にはあるようです。ヘルペスウイルスが再活性化された場合、必ずしも自覚症状がともなうわけ
ではなく、皮膚などに症状が出ない無症候性の場合もあります。このとき、ヘルペスウイルスは
再活性化されたときに、他者へ伝染させる性質を持つことから、ヘルペスウイルスが含まれた
感染者の唾液、性行為から気づかないまま次の相手に移してしまうことも多いとされています。
性器に不快感があり、異臭のある
黄色い膿のようなおりものが増え
ています。どうしたのでしょうか?
淋病の疑いがあります。女性の場合、症状が軽いため、感染した事に気づかずにいる事が多
く、そのまま放っておくと、激しい下腹部痛や発熱がおこり、不妊症になってしまうこともありま
す。殆どの抗生剤が有効ですが、耐性を持った菌の場合は感受性の検査を要する事も有りま
す。適切な抗生剤を使用した場合には、数日で感染性は無くなり、治癒しますが、治療せずに
放置した場合には、2〜3 ヶ月で症状は無くなっても他人に感染させることがあります。
セックスパートナーも完全に治さないとまた感染することになってしまいます。
性器がとてもかゆく、白くてポロ
ポロしたおりものがでます。どう
したのでしょうか?
カンジダ膣炎の疑いがあります。カンジダというカビの一種が増殖しておこる病気です。必ずし
もセックスが原因で起こるものではありません。カビの一種なので、通気性のよくない下着が
原因になる事もあります。発病の動機についてはまだ明らかにされていませんが、カンジダ膣
炎は、妊婦に多いこと、分娩後は自然になおってしまうこと、糖尿病とかビタミンB2の欠乏した
人、栄養不良の人に多い点から、全身の健康状態の変化が、発病の誘因になっていると考え
られています。治療は、トリコマイシンや、ピマフシンなどの膣錠とか軟膏が使われます。非常
にしつこく再発 しやすい病気ですから、おりものの培養によって菌が出なくなるまで治療するほ
うがよいです。しかし、局所治療だけでなく、カンジダを発病にみちびく全身の病気や状態をな
おすことが大切で、いつでも健康な体の状態を保つことが、この病気の予防でもあり治療でも
あるのです。
かゆくも痛くもないのですが、
性器にいぼができました。どうし
たのでしょうか?
尖圭コンジローマの疑いがあります。外科的手術で取り除く必要があります。この病気を引き
起こすヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの発生と関係があるため、早期発見・治療が大
切です。